ポジティブ・ボイス『HIV陽性者や周囲の人たちの声』

RE:STORY さまざまな陽性者のマイストーリー

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このコーナーに載っているのは、GAY LIFE MAGAZINE『バディ』2006年4月号から2007年4月号まで連載されていたHIV陽性者へのインタビューをもとに、たっぷりと豊かな語り(手記)として再編集したものです。喜びもあればホントに辛いこともある、彼らの体温とか息づかいがテキストのなかに戻って来てるといいなと思います。

破壊する(destroy)という単語の中にも、復活する(restore)という単語の中にも物語を意味する「story」という言葉が隠されています。破壊するという行為は「物語を殺す」、そして復活するということは「ふたたび物語を語りだす」ということなんですね。

HIVを持っていてもいなくても、「あきらめるな!」なんて面と向かっていわれたら、逆にくじけてしまうようなしんどいことって生きているとたくさんあるんだなあと思います。

ひとにはあきらめてしまう自由だってあるんじゃないかと思うことだってあります。けれど、いつか時間がめぐって、再び何かを語りだしたいと思った時にあきらめなくてもすむようなそんな場所を育んでいけたらなあそんな街が作っていけたらいいのになあ。

どうでもいい未来なんて、ほんとはどこにもないのかもしれません。彼らのテキストから聞こえてきたのは、そんな小さいけど力強い生きてるひとびとのささやき声でした。

*RE:STORYで使用されている写真はイメージであり本文とは関係ありません。